ポイント1: ウイルス/スパイウェア対策性能
1つ目のポイントは、セキュリティソフトのメインの機能であるウイルス/スパイウェア検出率です。 インターネットの使用頻度が高い場合や、よくアダルトサイト等を閲覧する場合は、性能の良いセキュリティソフトが良いでしょう。 ただし、性能が良いソフトは、価格もそれなりに高価ですし、動作も重いものが多いです。 それほどインターネットやメールを使用することはないのであれば、多少検出率の低いセキュリティソフトでも良いでしょう。
ポイント2: 動作の軽さ
2つ目のポイントは、セキュリティソフトの動作の軽さです。 4,5年前の古いパソコンに、セキュリティソフトを入れると、フリーズしたかのように動作が重くなることがあります。 そういった場合は軽いセキュリティソフトを選びましょう。 古いパソコンの場合、ウイルス/スパイウェア対策機能しかないウイルス対策ソフトを使うのも良いでしょう。その場合、フィッシング詐欺やワンクリック詐欺、個人情報漏洩等の対策がおろそかになりますので、自分で気をつけるなり、別の手段で対策をとるようにしましょう。
CeleronのCPU、1GBのメモリ、WindowsXPのOSのDELL INSPIRON 1300で以下の検証をしてみました。
リアルタイムキャンの軽さの比較
圧縮ファイル(639MB)の解凍時間を計測し、セキュリティソフトの軽さを比較しました。 この結果は、リアルタイムスキャン時の軽さの目安になると思います。 結果は以下の通りです。 ESET Smart Securityの解凍時間が、最も速い結果となりました。 また、カスペルスキー、Norton、ウイルスバスター、ウイルスセキュリティZEROの解凍時間も、比較的速い結果となりました。 一方で、マカフィーとCAの解凍時間は、ESET Smart Security の約1.5倍の解凍時間で、遅い結果となりました。
| セキュリティソフト名 |
解凍時間 (1回目) |
解凍時間 (2回目) |
| Norton Internet Security 2008 |
3分01秒 |
2分57秒 |
| ウイルスバスター2008 トレンド フレックス セキュリティ |
3分13秒 |
2分52秒 |
| マカフィー・インターネット セキュリティ スイート with サイトアドバイザ |
4分13秒 |
4分46秒 |
| Kaspersky Internet Security 7.0 |
2分52秒 |
2分49秒 |
| G DATA Internet Security 2008 |
4分45秒 |
4分46秒 |
| F-Secure Internet Security 2008 |
3分26秒 |
3分34秒 |
| ESET Smart Security |
2分44秒 |
2分43秒 |
| CA インターネットセキュリティスイート 2008 |
4分53秒 |
4分36秒 |
| ウイルスセキュリティZERO |
3分07秒 |
2分57秒 |
| Windows Live OneCare |
3分18秒 |
3分05秒 |
フルスキャンの軽さの比較
特定のディスク(1.72GB)をスキャンしたときの時間と、スキャン中の圧縮ファイルの解凍時間を計測し、セキュリティソフトの軽さを比較しました。 この結果は、スキャンの速さと、スキャン中のアプリケーションの動作の軽さの目安になると思います。 スキャン中のファイル解凍時間が短かったのは、Kaspersky、Windows Live OneCareでした。これらのソフトは、スキャン中に何かアプリケーションを実行しても、それほど重さを感じないと思います。 ディスクスキャンそのものが短かったのは、ESET Smart Security、ウイルスバスター、Windows Live OneCare、Norton、ウイルスセキュリティZEROでした。 またKasperskyは最初のディスクスキャン時間は少し長いものの、2回目以降のスキャン時間は圧倒的に速い結果でした。
|
セキュリティソフト名 |
スキャン中の圧縮 ファイルの解凍時間 |
スキャン時間 |
| 1回目 |
Norton Internet Security 2008 |
5分45秒 |
11分12秒 |
| ウイルスバスター2008 トレンド フレックス セキュリティ |
8分39秒 |
10分29秒 |
| マカフィー・インターネット セキュリティ スイート with サイトアドバイザ |
5分57秒 |
29分00秒 |
| Kaspersky Internet Security 7.0 |
4分34秒 |
15分45秒 |
| G DATA Internet Security 2008 |
6分56秒 |
22分34秒 |
| F-Secure Internet Security 2008 |
5分36秒 |
12分06秒 |
| ESET Smart Security |
5分11秒 |
08分50秒 |
| CA インターネットセキュリティスイート 2008 |
7分17秒 |
14分40秒 |
| ウイルスセキュリティZERO |
6分53秒 |
10分53秒 |
| Windows Live OneCare |
4分11秒 |
09分19秒 |
| 2回目 |
Norton Internet Security 2008 |
5分10秒 |
09分47秒 |
| ウイルスバスター2008 トレンド フレックス セキュリティ |
8分50秒 |
10分39秒 |
| マカフィー・インターネット セキュリティ スイート with サイトアドバイザ |
5分19秒 |
23分45秒 |
| Kaspersky Internet Security 7.0 |
ディスクスキャンが速すぎて測定不能 |
23秒 |
| G DATA Internet Security 2008 |
6分59秒 |
22分42秒 |
| F-Secure Internet Security 2008 |
5分28秒 |
13秒03秒 |
| ESET Smart Security |
4分49秒 |
08分48秒 |
| CA インターネットセキュリティスイート 2008 |
7分32秒 |
16分01秒 |
| ウイルスセキュリティZERO |
5分14秒 |
07分43秒 |
| Windows Live OneCare |
3分43秒 |
09分13秒 |
メモリ使用量の比較
パソコン起動時のメモリ使用量を計測し、セキュリティソフトの軽さを比較しました。 この結果により、パソコンにどの程度のメモリが必要かがわかると思います。 結果は以下の通りです。 ESET
Smart Security、Kaspersky、ウイルスセキュリティZEROのメモリ使用量が少なく、何もインストールしていないときと比べて、20、30MB程度しかメモリの増加はありませんでした。 一方、F-Secureは150MB程度メモリの増加がありました。
| セキュリティソフト名 |
メモリ使用量 |
| Norton Internet Security 2008 |
314MB |
| ウイルスバスター2008 トレンド フレックス セキュリティ |
372MB |
| マカフィー・インターネットセキュリティスイート |
375MB |
| Kaspersky Internet Security 7.0 |
286MB |
| G DATA Internet Security 2008 |
365MB |
| F-Secure Internet Security 2008 |
401MB |
| ESET Smart Security |
258MB |
| CA インターネットセキュリティスイート 2008 |
345MB |
| ウイルスセキュリティZERO |
297MB |
| Windows Live OneCare |
310MB |
| セキュリティソフトなし |
243MB |
ポイント3: その他機能の豊富さ
3つ目のポイントは、機能の豊富さです。 パソコン初心者の方は、とりあえず機能が豊富なソフトを選んでおけば、後々困りません。 パソコン使用暦が長い方は、自分がよく行う操作に対して、セキュリティ対策機能が存在するか確認しましょう。 メールクライアントソフト(Outlook Express等)で、メールを受信している場合は、迷惑メール対策機能がついてるセキュリティソフトを選びましょう。 子供にパソコンを使わせる場合、有害サイト対策(URLコンテンツフィルタ)機能付きのセキュリティソフトを選びましょう。 ネットでよく買い物をする等、クレジットカード番号をよく入力する場合は、個人情報保護機能があるソフトを選びましょう。 Webサイトをよく閲覧する人は、Webサイト評価機能(開いているWebサイトが安全か危険かを通知する機能)があると便利でしょう。 定期的にデータをバックアップしたという方は、バックアップ機能のついたソフトを選びましょう。
中には、迷惑メール、フィッシング詐欺対策は別の手段でできるから必要ない! ウイルス/スパイウェア対策できれば良いという玄人の方もいると思います。 そのような方には、ウイルス対策ソフトがおすすめです。
ポイント4: 価格
4つ目のポイントは、価格です。 価格は、大きく分けると、(1)ソフト1本につき1台のパソコンにしかインストールできないものと、(2)ソフト1本につき3台のパソコンにインストールできるものがあります。 ご家庭に複数台のソフトがある場合は、後者がお得です。 また、初期購入価格(最初に購入するときの価格)だけでなく、年度更新価格も重要です。 初期購入価格は少し高くても、年度更新価格が安いソフトは、長い目でみるとお得になります。 また、ソフトの中には更新料0円というものもあります(ただし性能はそれなりだと思ってください)。
性能の良いセキュリティソフトは、高価な場合が多いため、自分のスキルやパソコン使用頻度に合わせて、ソフトを選んでください。 ほぼ毎日インターネットをするような方や、初心者の方は高価でも性能の良いソフトが良いでしょう。 ほとんどインターネットやメールをすることがないという場合は、安いソフトでも大丈夫でしょう。